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腰曲げ休憩


脊柱管狭窄症に多く見られる症状の一つとして、「間欠性跛行」があります。間欠性跛行とは、ある程度の距離を歩くのに休み、休みでないと歩けなくなる症状を言います。

そして、間欠性跛行の影響でベンチなどに腰を曲げて座っている高齢者の姿を「腰曲げ休憩」などと呼ぶようになりました。

脊柱管狭窄症は前かがみの体勢になると症状が楽になるという特徴を持っています。つまり、腰を曲げて休憩を取ることで、痛みが緩和されるのです。そのため、間欠性跛行の症状が酷い人は、長い距離を歩くのに、わざと前かがみになって歩く傾向があります。

よく、高齢者の方が買い物などに行く際に、車輪付きの買い物かごを押して歩いている光景を目にしたことがあるかとは思います。そのような方は、まさにこの間欠性跛行の症状が出ている人と思っていいと思います。

ですが、いくら前かがみで歩いていたとしても、長い距離を歩くと、どうしても腰の痛み、足のしびれが強くなってきます。その時に、腰を曲げで休憩をすることで、また歩けるようになるのです。

この腰曲げ休憩の時間、休む回数によって、重症の度合を確認することが出来ます。これは色々な見解がありますが、100mの距離を歩くのに、腰を曲げて休憩をしなくては歩けない場合、どの病院でも手術を勧められることが多くなります。

ですが、手術は出来るだけ避けることをお勧めします。何故なら、手術をしても良い結果を得たという例が非常に少ないからです。ある病院が調べたデーターによると、術後半年以内に痛みを再発した方は、実に9割を超えると言われています。

この結果を聞いて、信じられないかもしれませんが、実際に手術をされた方に直接話を聞いてみるのが良いと思います。もし、近隣にいないのであれば、ネットなどで調べればすぐに情報は得られます。

一般の方のブログ日記などがたくさん出てきますので、あなたの目で事実を確認してみると良いでしょう。また、その他に、足の血管が詰まってしまう閉塞性動脈硬化症でも、似たような症状が出現することがあります。

腰曲げ休憩をすることによって症状が軽くなる理由は、前かがみの姿勢になれば、腰椎の前弯が減って脊椎管が広くなることで、神経の圧迫が軽減されるからです。

脊柱管狭窄症患者さんに多いのが、まっすぐな姿勢では歩くことは出来ないのに、自転車にはスムーズに乗ることが出来てしまうというのはこのような理由によるものです。

診断の際に脊柱管狭窄症であると決定する他の有力な症状として、この他にも年齢が60歳以上であること。両足の裏側にしびれがあること。また、臀部にもしびれが起こるなどがあります。

そして、少しの距離も歩くことが出来なくなり、途中、途中で、腰を曲げて休憩しなくては長い距離を歩くことが出来ないような症状が出ていれば、脊柱管狭窄症を疑っていいと思います。 詳細は病院の画像診断によって、分かるかと思います。

また、脊柱管狭窄症の治療においては、急性期で痛みが酷い場合、腰を曲げて休憩を取ったり、なるべく安静にすることが求められます。

しかし、慢性期に入り、痛みがあまり無いのであれば、積極的に運動やストレッチなどをして、体の筋肉を正常に戻すことと、体全体にバランスよく、筋力をつけることが大事になってきます。

筋肉が骨をサポート出来ないと、なかなか腰曲げ休憩の症状を改善することが出来ません。痛みが強い高齢者の方でも、コルセットを装着して、歩行運動を行うケースが多くあります。

また時間がある方はジムなどに行って、ウォーキングや専門家の指導を受けながらトレーニングをする方は多くいます。専門家がついていれば、腰にはより負担をかけずに効果的にトレーニングすることが可能です。

また、腰曲げ休憩を解消するその他の方法として、体全体の血流を良くするために、温熱療法を使って体を温めたり、半身浴やサウナなどで老廃物を出したりすることで、腰曲げ休憩の症状を緩和する効果を期待出来ます。

腰曲げ休憩をせずに普通に歩くことが出来るよう、今お伝えしたことを確実に実践されてみてください。

そして、腰曲げ休憩の症状を解消させるには、今お伝えしたことを継続することがとても大事になってきますので、少し良くなったからと言って止めてしまわず、予防を含めて毎日行うようにしてください。

1日も早くあなたの腰曲げ休憩の症状が良くなることを、スタッフ一同、心より願っております。

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